・・・と言うほど秘密にするような事でもないのですが(笑
門前仲町に闇練に行った時に、必ずと言ってよいほど寄る店があります。行く前には《今日はやめておこうかな?》と思うのですが、店の前に行列ができていないと《チャンス!》とばかりに入店してしまいます。
それは「こうかいぼう」というルーメソ店(※)です。
インターネットを中心とした多くのメディアに取り上げられることが多いせいか、いわゆる「行列店」になっています。
卜(ぼく)は、これまでの経験から、メディアで取り上げられているような有名店には、実際に行ってみると「がっかりな店」が少なくないという印象を持っています。行列のできる店だと「がっかり感」に「並んで損した感」も加わり、なお印象が悪くなります^^;
「こうかいぼう」を最後に訪れたのは五年くらい前で、当時は昼間の時間帯しか行ったことがなかったのですが、いつも行列ができていたので《並んでまでは食べたくないなぁ》と素通りすることもしばしばでした。けして「がっかりな店」ではないんですけどね。
このように「並ばなければ食べたいけれど、並んでまでは食べたくない店」というのはいくつもあります。卜が《並んでも食べたい》と思うルーメソ店は、都内では一店舗だけですが、その店は行列ができることは少ないので助かっています。
話が少々脇道に逸れましたが、闇練場所を求めて門前仲町を久しぶりに訪れた時、「こうかいぼう」はどうだろう?ということが気になったので、あえて店の前を通ってみることにしました。すると・・・行列はできていないではないですか!これは入るしかありません。
そんなわけで、門仲闇練の前には「こうかいぼう」へ寄るのがならわしになりつつありますが、一度も順番待ちをすることがなく入店できています。(ただ、卜が店に入った後で「スープ切れ終了」になった日が一度ありました)
寒い時期は行列ができにくい傾向にあるからなのか、時間帯がよいのか、あの行列ぶりは一時的なもので最近は落ち着いているのかわかりません。
この店のネット上での評価は様々ですね。「なぜ好評価を得ているのかわからない」「これといった特徴がない」という意見も聞かれますが、フツーに美味いです。最近の流行りもありますが、魚介ダシを前面に出している、スープを飲み終えた後に丼の底に魚粉が溜まっているような店も増えました。魚介ダシを用いたスープは、よほど個性的でない限り飽きがくるし、かといってヘタに使うとエグい感じになる場合も多いのですが、「こうかいぼう」では豚鶏など動物系ダシとの配合具合が絶妙で、魚が勝ちすぎている感じがしないのが良いのだと卜は思います。味に突出したところがないのに不満感を覚えず、中毒性があるとは思えない平板な味なようで、近くに来る度に食べたくなるという、不思議な店です。価格も良心的だと思います。
(でも、やはり、行列ができていたら素通りだと思いますケド(^^;)
※当blogではラーメンのことを「ルーメソ」と記述します。「ルーメソ」を90°右回転し、裏表反転させると「ラーメン」と読めます。